ウイルス対策本部・・・再び

今年3月末、社内ネットワークが壊滅的打撃を受けたウイルス騒動(id:itokei:20040403)から7ヶ月が経過した・・・すでに人々の記憶には「なつかしい想い出」となってしまっていただろう。
そんな平和な金曜日の就業時間後、18:30頃、1本の電話が入る。

連絡者「どうみても怪しいメールが来てるんですがぁ・・・」
見るとタイトルは「Re: Hello」添付ファイルに「Joke.com」
私「こりゃたぶんウイルスメールでしょうねぇ。でも、なんでウイルス監視サーバに引っかかってないのかなぁ???」
連絡者「じゃあ、開けてみましょうか?」
私「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!絶対開けないでくださいよ!」
連絡者「冗談ですよ。とりあえず削除しときますから」

と、そんな冗談交じりの会話を交わした後、悪夢が再び。
そう、3月の新種の Netsky がウイルス監視サーバが未対応のうちにすり抜けたように、今回も発見されたばかりの新種 WORM_BAGLE.ATW32/Bagle.bb@MM)がすり抜けてきていたのだった・・・
一報があった直後からあれよあれよと同種のメールが自分にも周りの人にも届き始める。


また、徹夜か?とショックを受けはしたが、前回の教訓から、自分たちの対応も速かった。
すぐに各事務所へ電話連絡してネットワークから全端末を外させる。
同時にウイルス情報収集と感染マシンの特定。
残念ながら、この時点ではまだまともな情報が得られず、対応定義ファイルもまだの状態。
こりゃ、今日は帰れんな、と覚悟を決める。明日はフットサルの練習日なのにぃ・・・


20:30頃かな、対応定義ファイルがアップされた。
そのときには本社で2台の感染マシンが特定されていたので、そいつで駆除のテストを実施。
22時頃、この定義ファイルで対応可能と判断。
すぐに対応方法の文章を作成して、全事務所にFAX。本社は机の島ごとにコピーして配布。
終電には当然間に合わなかったけど、1時前には対応完了。
あとは、明日以降出社した社員が手順書通り対応を取れば、前のようなひどいことにはならないだろう。


腹が減ったので、みんなで居酒屋に行ってからタクシーで帰宅。
明け方の5時くらいだった。
帰れると思っていなかっただけに少しうれしい。
しかし、月曜日の朝どうなるかだな・・・