終息か?

社内を脅かしたウィルスが持ち込まれて10日目。
ついに、各地からのウィルス感染報告が無くなった。
結局、貧弱なPCが多いのと全国に散らばる営業所の対応が困難なため、本格的な対応は出来なかったが、地道な呼びかけでウィルス駆除だけはほぼ出来てきたようだ。ここで、完全に根絶した と言えないのが悲しいが。
自分だけが良ければいい発想の人や、無知なことが悪くないと思いこんでいる人など、様々な人がいる中で呼びかけだけで『完全』になることなど考えられない。まだどこかにウィルスは潜んでいるに違いない。


端末を監視するソフトも結構前から導入してはいるが、管理をすればするほど使い勝手が犠牲になるのも事実で、現場からの要請で勝手に導入したPCにIPだけ振るというケースはよくある。また、関係会社の管理までは難しかったり、とこれら管理されていないPCまでは監視が行き届かない。


本当に有効なウィルス対策とはいったいどういうものなのだろうか?
ユーザの教育なのだろうか?
それとも、ユーザが意識しないでも予防と対策をとってくれる賢いソフトができればよいのだろうか?
まあ、今はどちらも無理だろうな。
これだけ痛い目を見ていても、すぐに忘れ去られるのだろうし・・・


とりあえず、ほぼ終息したように思えるが、社内にはまだ終息宣言は出していない。
どんな風に決着を付けるのか。上の人たちはまだまだ頭を悩ませることだろう。
我々は、この10日間でできなかった仕事をどう進めていくのか。それを考えると気が遠くなりそうだ・・・